かぶのすり流し汁
かぶと梅干しはどちらも胃腸の働きを助け、解毒作用があります。
古くから咳がでる時には、かぶのおろし汁を飲むという民間療法がありますが、梅にも咳を止め、痰を取りのぞく働きがあります。塩の代わりに梅を入れることで、さらに薬効の高い汁物に。
シンプルな味付けで滋味深く、お腹をじんわりと温めてくれます。気を巡らせる柚子皮を添えて。
◆かぶ・・五臓の気を補う、お腹を温める、消化を助ける、咳をしずめる
◆梅干し・・体を潤す（口や喉の渇きに特に良い）、咳や痰を取りのぞく、だらだら出る汗を止める、疲労回復
＜こんな時におすすめ＞
疲れた、咳がでる、風邪、デトックス、冷え、二日酔い、免疫力アップに
※だし汁はお好みですが、昆布がおすすめ。すっきりとした味わいで、具材（かぶ）の風味も活かしてくれます。
材 料（2人分）
- かぶ … 大１個 （１５０g）
- かぶの葉 … ２、３ 本
- だし汁 … １ カップ
- 梅干し … １ 個
- A 片栗粉 … 小さじ １
- A 水 … 小さじ ２
- 柚子皮 … 適量
調理手順
- かぶは皮をむいて、すりおろし、ザルに入れて置いておく。（自然の重みで軽く水気を切る程度。ギュッとしぼらない。）
- かぶの葉は粗みじん切りにする。梅干しは種を取り、包丁でたたいておく。柚子は皮を薄くむき、細切りにする。
- 鍋にだし汁を入れて火にかけ、沸騰したら、たたいた梅を加える。Aの水溶き片栗粉を加え、とろみがついたら、すりおろしたかぶと葉を加えさっと煮る。器に盛り、柚子の皮を散らす。
投稿日: 2025年4月19日