金柑飲は、薬膳の本場中国で中医学に基づいて作られた薬効高い金柑シロップです。
本来は白豆蔲(びゃくずく)という生薬にもなる実を使いますが、同じ仲間であり、効能がほぼ同じであるカルダモン(小豆蔲/しょうずく)で代用しました。(分量も飲みやすく調整しています)
カルダモンのすっきりと上品な香りが、金柑の爽やかさをさらに引き立ててくれます。
◇金柑・・体を温める、気を巡らせ、気鬱(抑うつ感、胸やのどのつまりなど)を解消する。胃腸の働きを促す。咳を止め、痰を取る。
◇カルダモン・・体を温める、特にお腹を温め、お腹の働きを整え食欲を促す、気を巡らせ、湿を取る。
ふたつが組み合わさることで、お腹を温め、脾胃(消化器)を整える力がさらに増します。
カルダモンの湿を取る働きは、お腹が冷える、冷たいものの飲み過ぎ、梅雨時期などにおすすめです。
<こんな時に>
食欲不振、胃もたれ、吐き気、イライラ、のどが詰まるような感じ、二日酔い、咳や痰が出る
お湯や紅茶に入れたり、ソーダ割りなど飲み物はもちろん、お料理やドレッシングの風味づけにも大活躍。
実が食べやすいように、最初に種を取ってしまうのがポイントです。
※すっきりとした甘さにするため白砂糖にしていますが、黒砂糖、蜂蜜などお好みの甘さでもOK。
ちなみに参考までに、薬膳では白砂糖は平性で、体を温めも冷やしもしない性質、体を潤す働きのある食材です。
黒砂糖は体を温める温性、蜂蜜は平性、さとうきびは強く冷やす寒性になります。
投稿日: 2025年4月28日