夏の養生と冬病夏治

およそ2000年以上前に作られた中国最古の医学書

“黄帝内経”に夏の養生法が書かれています。


◆夏は蕃秀(万物が成長し繁り栄えて美しいこと)

◆少し遅く寝て、少し早く起きるのが良い

◆日が長く暑いが、気持ちを楽にして怒ってはならない

◆体内の陽気を上手に発散すること

→これが夏の適応で、夏の気(長気)を養う方法である。

それができないと秋、冬に不調になってしまう


冬に起こる不調を夏のうちに予防するのが

『冬病夏治(とうびょうかち)』という考え方です。


☑️夏は陽気が最も盛んで、体も熱くなる

☑️上手に発散することが大切

☑️ただし、陽気をむやみに減らすのはNG


つまり体を冷やしすぎてはダメ!ということです。

冷えて陽の気が少ないまま、秋冬を迎えてしまうと

秋冬は陰の時期で、そもそも陽が少なく、

チャージできないので、冷えによる症状が

さらに悪化してしまいます。


今の夏は本当に酷暑が厳しく、

冷房を使わない日はありません

家だけでなく会社も商業施設も電車内も冷え冷え…

熱中症から命は守ってくれますが

どうしても体は冷えすぎになりがちです。


さらに夏は冷たい美味しい物が多く

ついつい食べすぎてしまいますよね。

冷たいものを食べたな、と思ったら

温かいものも摂る。

そういう意識のバランスが大切になってきます。


生活習慣では以下の点をぜひ気をつけましょう


【GOOD!】

・適度に運動して汗をかく(無理は禁物です)

・湯船に浸かる

・冷房のきいた部屋では一枚羽織ったり、

 腹巻き、靴下を履く


【NG・・・】

・冷たいものの食べ過ぎ、飲み過ぎ(陽気↓)

・甘いもの、油物の摂りすぎ(湿を生み胃腸↓)

・辛いものの食べ過ぎ(過剰な熱を生み津液(潤い)を奪う)


秋冬に備えて、陽の温かい気を上手にしっかり

温存するようにするのも夏の養生のひとつです。